2023年9月6日水曜日

番外編その2「映画、めくるめく冒険 ~初めての沖縄・後編~」

こんにちは! 
「映画、めくるめく冒険 ~初めての沖縄・後編~」です! 
(※映画レビューな内容ではないので、ご注意!) 
前編はコチラから。


4日目。 
この日はHさんが1日車を出してくださる事となり、3日目に休みだった泊いゆまちへ海鮮丼を食べに行くところからスタート! 
お値打ち値段でマグロ丼を食べたワケですが、一緒についてきたアーサの汁が美味しい! 

本土で言うところの「あおさ」でして、程よい塩味が丼を進めてくれます。

お次は北部の方にある「読谷(よみたん)やちむんの里」を目的地にして、ドライブ! 
やちむんを作るための工房・窯・研究所まである工芸村で、多くのやちむんたちが販売されています。

普段は陶器を吟味する機会など無いけれど、いずれも素晴らしいものばかりで欲しい物が沢山!
悩みに悩んで、フリーカップを買いました。 これでビールでも注いだら、さぞ美味しかろうと思ったのです。 
登り窯なる珍しいものもありました。 窯が連なっており、とても効率が良さそうです。

その後、里内にあるカフェ「CLAY Coffee & Gallery」で、お昼ご飯をとりました。
こちらのお店では、お料理をやちむんに盛り付けて提供しており、食べる楽しみだけでなく見る楽しみもありました。 
ちなみに、ここで人生初のタコライスを食べ、その美味しさにビックリ。 
沖縄っぽさを求めてセットドリンクをグァバジュースにしたものの、
やちむんで珈琲を飲んでみたかった… と思った時にはすでに遅し。
しかし、ジュースもフレッシュな美味しさだったのでした。

「やっぱりタコスとして食べたいよね」なんて思ってましたが、タコライスもイイッ! 
そして会計の際、店長さんと思しき方に 「そのTシャツ可愛いですね」と言われた事に感謝感激してしまいました。何故なら、自作Tシャツを着ていたから! 
マイキャラクターのマスターくんTシャツが褒められた……と、プチ自慢もしたくなるってもんです。
褒められたTシャツ(実は販売してます!)



ところで、沖縄には「A&W」というファーストフードチェーン店があります。
古きよきアメリカのダイナーの雰囲気をたたえた店内、駐車場はドライブイン式。

アメリカンな物に弱い僕は「こげぱん 沖縄ぶらり旅日記(以下、こげ旅)」で存在を確認してからというもの、いつかは行きたいと願っていたのでした。 
やちむんの里へ行く道中にA&Wを目視した僕は、ひとり「うおぉ~!」と感激していました。 帰りの道中、同じ場所で目に焼き付けていると、Hさんが 「少し先にもエンダー(地元の方はこう呼んでいるそう)あるから行ってみます?」と、ご提案してくれるではありませんか!
えっ、良いんですか!?憧れのA&Wに?? 
車はエンダーへと進みます。しかも向かうエンダーは、一番大きな店舗&こげ旅に描かれた店舗らしい! 
今回の旅はところどころで、こげ旅聖地巡礼の趣があるなぁ。 
 到着すると、本当に駐車場がドライブイン式!かつては停めたら注文を取って車まで持ってきてくれるという本当の意味でのドライブイン方式だったようなのですが、コロナもあってか現在は駐車場としての役割のみ…  それでも充分なのですけどね!
レトロな車なのでディスプレイ的にお店が置いてるのかと思いきや、お客さんの車でした…。 
いい趣味だなぁ!憧れルゥ!

こげ旅にのっとって、カーリーポテト(フライドポテトがクルクルと螺旋状)とルートビア(薬っぽい味の炭酸ジュース)セットを注文しました。
ポテトうまっ!ルートビアもクセになるっ!

店内に流れていたのはエンダーオリジナルラジオやCMソングだったため、そこはタランティーノの映画みたいに古きよきオールディーズとかにしてほしいな…と思いつつも、約15年越しに夢が叶って大満足でした。
(この旅の中で一番テンションが上がっていたかも) 

軽い腹ごしらえを済ませ、セレクトショップ「ゆいまーる沖縄 本店」に行きました。

やちむんもあれば沖縄についての本、お土産などが置いてあり、ここで数点お土産購入しました。いずれもお洒落だ!
シマノネというブランドを知れた事は大収穫だぁ。

夜ご飯は4人で、うりずんリベンジ! 
積もる話を肴に、楽しい夜でした。 

 5日目。
この日は那覇空港の近くある、瀬長島へ行ってきました。沖縄と言ったら綺麗な海!

台風の影響か少し曇り模様でしたが、泳ぐことだって叶いました! 

空港から近いため、飛行機が飛び立つ場面を何度も見れます。 持ってきていたカメラを準備し、大好きな映画『都会のアリス』の冒頭シーンの真似事をしてみました。
思わぬところで感無量。

ウミカジテラスという地中海リゾート風の観光・食事スポットでお昼を食べ、国際通り~公設市場~桜坂方面へ。

僕はスクガラスが本っ当に大好きでして、今回の沖縄旅行も瓶詰めスクガラスを買う事を目標としていたくらいです。
公設市場では「こげ旅」に描かれていた通り、色とりどりの魚(イラブチャーなど)や顔の皮をひっぺがされたアバサー(はりせんぼん)、豚の顔の皮「チラガー」など一瞬ギョッとするような食べ物がたくさん!
 
スクガラスを買う時、お店のおばちゃんから 「稚魚の生産が国内じゃなくて、今やどこでもフィリピン産なのよ。値段も上がってきててね」と言われ、スクガラス存続の危機を感じずにはいられませんでしたね……これからも買っていこう。
1500円くらいのデカイ瓶詰めを買ったので、おばちゃんに「好きなんですねぇ」と言われました。ハイ、大好きです。 

桜坂には、沖縄を代表するミニシアター「桜坂劇場」があります。 

どこか懐かしい通りを行くと其処はあり、中には映画館としてだけでなく、映画の物販のみならず古本・中古DVD(映画関連がほとんど)の販売コーナー、カフェ、やちむん販売のスペース(これは2階部分)があり、広々として楽しい場所。

3つのスクリーンがあり、一番大きなホールでは音楽やトークライヴも行っているそうです。 映画は、京都でも上映中だった台湾の映画監督エドワード・ヤンの『エドワード・ヤンの恋愛時代』4K版を観賞しました。 
『恐怖分子』(1986)『牯嶺街少年殺人事件』(1991)『カップルズ』(1996)など、都会的でシャープかつ冷たげな印象を持っていたヤン作品でしたが、この映画は都市台北を舞台としながらもユーモアも多め(多少の毒あり)で人物たちも愛しく見えたりして、ぐいぐい見入ってしまいました。見終わった後の気分も晴れ晴れとし、事あるごとに見返したい一本になりました。 素敵な映画館と映画の出会いに、感謝です。

沖縄最後の夜は外食せず、ミミガージャーキーや豆腐よう、エンダーのポテトとバーガーを買い込んで、ホテル飲みをしました。
2日前に買ったカップにオリオンビールを注ぎ、あっという間の数日間を噛みしめながら……。

台風が来る来ると言われてどうなることかと危惧していましたが、時々強い風や雨が降るくらいで大した影響もなく過ごせて、ラッキー感激でした。
加えて、身構えていたほど沖縄は暑くなく、これなら京都市の方がキツい!と思う事多しでした。

行くところ、やる事が沢山で、本当に過ごした時間が早かった。でも、とても充実した数日でした。
思いきり楽しめたからこそ、体感時間も短かったのでしょうね。 まだまだ見聞きしたい事や再訪したいところが、いっぱいあります。
絶対また来よう。
そう心に誓った、素晴らしき冒険旅行でした。

自作Tシャツは「タガヤシ屋」というBASEショップで販売しています。

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